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「清流記」

63話「真打ち登場」




ジップ傭兵団の噂を聞き、仲間に加えるべく訪ねたシクリの村。
そこでようやく出会ったジップであったが、仲間に加えるどころか、逆に勝負に破れタカを失うことに・・・。
タカとの死闘に気分を良くしたジップは、残った一行の誰かが自分に勝てればタカを返すと約束する。
次に名乗りを上げたのはクライド。
タカを取り戻すのは自分だと息巻く彼に勝機はあるのだろうか・・・。



クライド「よし!今度は僕が相手になるよ!!」

ジップ「悪いが兄ちゃん、あんまり強そうには見えないね・・・。まぁ、せいぜい頑張りな。」

ラース「クライド君は大丈夫でしょうか?自分、正直言ってクライド君は、タカさんやホルスさんに比べてインパクトが薄いのですが・・・。」

マッシュ「ラース。クライドはあのタカさえ認める漢だ。無論、私や他のみんなも同じくな。ここへ来るまでの道中、いろんな敵に襲われたが、あいつが一度でも不覚を取ったか?あいつは安心して任せられる奴だ。信じろ。」

ラース「分かりました。マッシュさんがそう言うなら、自分もクライド君を信じます!」








再びテーブルで肘を付け構えるジップ。







ジップ「さぁ、来な。」

クライド「宜しくお願いします!!」

ジップ「礼儀正しい奴だな。だが、力の程はどうかな?」

クライド「僕だって共に戦う戦士です。そう簡単にはやられませんよ!今のあなたは多少なりとも疲労している。それなら僕にも勝機はあるはずだ!!」

ジップ「威勢が良くていいね君♪よし、合図だパロット!!」

パロット「では、レディー・・・。GO!!」

クライド「ぐおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!」







ギシギシと音をたてるテーブル!!!









ラース「クライド君行けぇーーーー!!!!」

マッシュ「頼むクライド!!」

リヴ「クライド!!頑張って!!」

ホルス「・・・。」






自分を鼓舞するかのように物凄い気迫の声を出すクライド!!








クライド「ぐおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!」

ジップ「・・・。」

クライド「ぐぐぐっ・・・。」

ジップ「・・・。」








・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・・。








ドン・・・。










ここで勝敗が決する。








ジップ「・・・。若いのになかなかやるじゃないか♪」

クライド「・・・。」

ジップ「だが、まだ全然だな♪」

クライド「くそう・・・。」







クライドは呆気なく敗れ去った・・・。








クライド「ゴメンみんな・・・。あの人ホントに強いよ・・・。」

マッシュ「あと三人・・・。あの男にどうやったら勝てる・・・。ホルス。君ならどうだ?」

ホルス「・・・。無理だろうな。悪いが俺は、筋肉馬鹿ではないのでな・・・。」

マッシュ「だがこのままではタカが・・・。」

ホルス「・・・。そもそもこれは奴の身から出た錆。責任は自分で負うしかあるまい。」

クライド「でも、そういう訳にもいかないですよホルスさん(汗)」

ラース「あのぉ~」

マッシュ「何かいい作戦でもあるのかラース?」

ラース「あんまり自信はないんですが、自分が悪魔モードに入ればあるいは・・・。」

マッシュ「変身出来るのか!?」

ラース「いや~なので自信はあまりないのですが、なるにはなれますよ。」

クライド「やった!それなら楽勝じゃん!」

ラース「ただですね・・・。ここ、人が多いじゃないですか?あの姿に変わると大変な騒ぎになりますよね?」

クライド「あ・・・。」

マッシュ「それはまずいな・・・。」

ラース「でもこの勝負に勝たないとタカさんが・・・。この姿のままやっても勝てっこないし、負けたら二回目はないですよね?自分、どうしたらいいと思います?」

マッシュ「何かいい作戦があるはずだ・・・。何か・・・。」






沈黙する一行にジップが焦れる。





ジップ「もうやらないのか?それじゃこいつは俺らが引き取るが、いいんだな?」

クライド「もうこうなったらヤケクソだよ!ラースさん変身して!!」

ラース「いいんですね?ホントにいいんですね??」

マッシュ「ぐっ・・・。」




・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・・。






・・ミィ・・・じゃ。












蚊の鳴くような小さな声で誰かが呟く・・・。









クライド「え??」

タカ「グルミィじゃ!!あいつを連れて来い!!」

クライド「そうだよ!!グルミィだよ!!グルミィがいるじゃん!!って、グルミィは??」

リヴ「グルミィちゃんなら、また席に着いて食事してるよ。」

クライド「リヴ!グルミィを呼んできて!!早く!!」

リヴ「うん!分かった!!」

ジップ「ん?まだ仲間がいるの?」






こうしてリヴはグルミィを連れてくる。









ホーン「ぎゃっはっはっは♪悩んだ挙げ句に連れてきたのがちっこい嬢ちゃんかよ!笑わせるぜ!!ウケ狙って隙を突こうってか?あんなの俺でも笑いながら倒せるぜ!!ぎゃっはっはっは♪♪」

ジップ「え?お嬢ちゃんが次の相手?本気??」

グルミィ「・・・。」

クライド「この子が負けたらあなたの勝ちです。タカさんは諦めます。」

ジップ「君ら、案外冷たいんだね・・・。彼なら仕事の役にも立ちそうだし、遠慮なく引き抜かせてもらうよ?」

クライド「このグルミィに勝てたらの話です。」

ジップ「やるだけ無駄じゃない?参ったって素直にいうのが漢ってもんだぜ?」

クライド「それはやってみなければ分からない。」

ジップ「・・・。君らって変わってるんだね・・・。まぁ、いい。よしさっさと終わらせて宴だ♪」

クライド「頼んだぞグルミィ・・・。」

グルミィ「・・・。」

パロット「では構えて・・・。レディー・・・。GO。」

ジップ「なんだかなぁ~せっかくの興が冷めちまったぜ・・・。じゃ、怪我しないようにゆっくり行くよお嬢ちゃん・・・。」








・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・・。









ジップ「ぐっ・・・。」

ホーン「リーダーなに遊んでんの?」

ジップ「・・・。動かねぇ・・・。」

パロット「・・・。」

ジップ傭兵団「リーダー!!」

ジップ「ぎぎぎぎ・・・。」

クライド「行けぇーーーグルミィ!!!」

ジップ「こ、この嬢ちゃんバケモンだ・・・。」

クライド「どうしたグルミィ!!押せ!押すんだよ!!」

リヴ「クライド。」

クライド「どうしたリヴ?」

リヴ「グルミィちゃん様子が変だったの・・・。」

クライド「どういうことだ?」

リヴ「呼んでも何も言わないし、ちょっとお酒臭いし・・・。」

クライド「あいつもしかして酒呑んでたの?」

リヴ「・・・。多分・・・。」

クライド「こんな時に限って、もう!!グルミィーーーー!!!」



・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・・。







ジップ「何なんだこの嬢ちゃん・・・。この俺が本気出してるってぇのに、まるで動かねぇ・・・。どうなってる?これは夢か?」






手を組んだままボーっとするグルミィ。
しかし・・・。
彼女のそんな静寂も、すぐに崩れ出す!!!








ジップ「なんだ!?」

グルミィ「ウガァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!!!!!」

ジップ「うっ・・・。」









バキバキバキバキ・・・。





きしむテーブル音の質が変わる!!!







ドゴーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!











ジップの手の甲が敢えなくテーブルへと押し付けられる。
しかもなんと!!
分厚いテーブルが脆くも破壊されてしまう!!







ジップ傭兵団「リーダー!!!」

ジップ「ぐっ・・・。まさかこんな秘密兵器が隠されていたなんてな・・・。完敗だぜ嬢ちゃん。俺がパワー負けしたのは生まれてはじめてだ。約束通り、オッサンは返すよ。」










そう言うとジップは、実に清々しい表情でグルミィに握手を求めた。







ジップ傭兵団「リーダー・・・。」







すると・・・。








グルミィ「フガァァーーーー!!!このセクハラ野郎!!!!」










ドッゴォォォォォーーーーーーーーーーン!!!!!!











なんとグルミィは手を差しのべたジップを殴りつけ、十数メートル吹き飛ばした!!






ジップ傭兵団「リーダー!!!!」

グルミィ「ウガァァァァァァァァーーーー!!!!」

クライド「ヤバい!!グルミィが酔っぱらってる!!あいつ酒乱だ!!!みんなで止めろ!!」

ジップ「漢にケンカは付き物・・・。だがこんな一撃貰ったのも生まれてはじめてだぜ・・・。」







バタン・・・。







ジップ傭兵団「リーダー!!!!!!」






・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・・。






斯くして無事?タカを奪還出来た一行。
しかし、ジップ傭兵団との溝は深まるばかり。
彼らの勧誘は困難を極めるのであった・・・。




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テーマ : 自作小説(ファンタジー)
ジャンル : 小説・文学

コメント

Re: No title

らすさんこんばんは~
グルミィは17歳という設定だったと思います。
クライド、マッシュ、リヴは18?19??
やべ、忘れた・・・。
いつか読み直そう(汗)
この世界では15歳で大人扱いだったと思うのですが・・・。
16だったっけ・・・。
ますますヤバい・・・。
なので、お酒は規制がないものの取り敢えずオッケーです♪

ラースはある意味秘密兵器的な?
でも人前では見せられない的な??
自分の意思である程度まではコントロール出来る限りのという設定です。
満月はヤバいですがね(汗)
戦闘に入るとどうなるかも、大事な部分ですね~

No title

こんばんは(*´ω`*)

グルミィって子供っぽいイメージがあったのですが、
お酒を飲んでるということは成人女性なのでしょうか。
というか、飲酒の年齢制限のない世界なのかも知れませんね。

ラースの立ち位置もだんだん定着してきましたね~
良かった良かった(^ω^)
次回も楽しみにしています(*^。^*)

Re: タイトルなし

Gちゃんこんばんは~
おお~生きてるみたいで安心したぞGちゃん(笑)
コメントよりも早く眠ってしっかり休んでくれ!
休みなしで働くのは辛いよね~
気合いだぁぁーーーー!!!
あ、これ一個前のネタね(笑)

やはり酒乱のGちゃん!
分身もファンタジーで暴れてるよ~
一人でこっそり飲んで、酔って暴れる(笑)
そしてリアルではオカマのオッパイもんでたんか(汗)
面白いらしいけど、オカマバーとか絶対行きたくないぜ・・・。
キモ過ぎる恐怖で、殴るか、寝技で腕おるか、閉め落とすかも・・・。
伝承者の血が・・・。

そして俺の千里眼もなかなかのもんだぜ!!

いやっほぉい☆!☆!
セージ氏ヨォーーイ!生きてるカァ~って、そらワタチの事やな……(  ̄▽ ̄)

ずいぶん進んでいる…訪問はしてたけどコメント入れる余裕がなかったよ(T_T)

と思ってたらお久にグルミィ話題に出てるし!
て言うかさ……飲んで暴れるトコまで似てやんの~!
最近オカマバーに行ったんやけど、飲み慣れないお酒ガバガバ飲んで、オカマちゃんの太ももにしがみつき、オッパイ触りまくり、オカマちゃんを困らせてた…Gだよん♪

セージ氏、私の生態詳し過ぎ!!

Re: ちょ!ちょっとー!

ちっぷさんこんばんは~
グルミィの怪力はこの話でずっと書いてきましたが、裏を返せば、対するジップのパワーあってこそのテーブル破壊でしょうね~
しかも清々しく握手を求めただけなのに殴られるジップ(笑)
同じように昔、船での戦闘で敵のボスが殴られ半死になりましたが、まぁジップなら大丈夫でしょう(笑)

クライドは息子の設定ですよ(笑)
僕なら奥義を使ってでも勝ちに行きます(笑)
他にはそうですね、水を遠隔操作してくすぐったり!
姑息・・・。

前回ラースがあっさり仲間に入ったので今回は引っ張ります。
だってあと10話以内に、展開が動くはずだもん!

目からビーム出したいんだ(笑)
もうピッコロキャラになるしかないですね~
ジップ「俺の秘密を教えてやる・・・。オェェェェーーーーーー。」とか言いながら卵産んで仲間が増えていた的な?
グルミィに殴られて、魔ジュニア吐き出したらどうしよう・・・。

ちょ!ちょっとー!

テーブル破壊!?

キン肉バスターでマットにのめり込むぐらいのありえなさ!w

てか、ジップが吹き飛ばされとるし!!
死んだ?www

グルミィ許さねえ!w


でもまあいいでしょう♪
クライドをやっつけたし♪
いまだにクライドがセーちゃんの分身だと勘違いしたまんまだし♪


ジップはこれからどうなってくのか・・

でもいいよね~、なかなか一筋縄ではいかないカンジが♪
そう易々と仲間になってなるものか!
お高いわよ!!w


先生、そろそろ目からビームを・・・・


Re: グルミィの

カズさんこんばんは~
お休みのところ、コメントありがとうございます!
グルミィの一人酒(笑)
肝心な時にいつも居なくなる問題児です(笑)
そして現れれば、酒乱全開!
無口な静から動にスイッチが入り大暴れしましたが、今回はこれも活躍のうちでしょう(笑)

クライドはそう思わせるための捨て駒です(笑)
そのあとのラースもグルミィ出す前の伏線。
ホントはラースで引っ張ってグルミィというオチの二段階話に出来たんですが、酒場でのやり取りはこの辺でいいかと(笑)
あとは、傭兵団との関係をどうやっていい方向に持っていくかが鍵ですね~

グルミィの

酒はヤバシなのですな?(笑)
陽気にニコニコしながら、エライ事をやってしまう。
アラレちゃんタイプ。
それが(グルミィが)沈黙してたら、怖いですなぁ。

クライド・・・・こけた。(笑)
何か出すのかと思ったけど、真っ向パワーだけで
勝負したのね。

さぁ・・・・どうやって溝を埋める?
非公開コメント
追憶・・・。
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作者プロフィール

セージ

Author:セージ
伝説の暗殺術「アクア神拳」伝承者。
アクア神拳とは・・・。
水槽に癒されている敵を流木や石で攻撃し、体の外部から破壊する恐ろしき暗殺術である。

そして男は、今日も週間少年ジャンプを愛し続ける…。

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